男児が裏庭でクマに襲われ負傷 NY郊外の民家
(CNN) 米ニューヨーク市北郊のウェストチェスター郡で22日午前、7歳の男児が自宅の裏庭でクマに襲われ、負傷した。
現地の警察が発表したところによると、男児は同日午前11時すぎにクマに襲われ、病院へ搬送された。命に別条はないという。
その場にいた両親が男児を助けた。緊急通報を受けた警官らが到着した時、クマはまだ庭にいて、緊急対応要員や住民に危険を及ぼし続けていると判断され、その場で安楽死処分された。
現地のCNN提携局によると、子グマから完全に成長する手前の雄のアメリカクロクマだった。
警察責任者は同局とのインタビューで「クマは人間がたくさんいて、特に騒がしい状況では、逃げ出すのが通常の反応だ」と説明。ところがこのクマはその場を離れず、一時は逆に近づいてきたと話した。
米農務省の森林局によれば、クロクマは一般に人里離れた場所でえさを探すことを好み、人間を襲うことはめったにない。人の気配を察知して先に逃げ出すことが多いが、人間やその食べ物に慣れている場合は逃げないこともある。