「何も悪いことをしていない」 保釈後のトランプ氏がコメント
(CNN) 2020年の米大統領選でジョージア州の結果を覆そうとした画策から10以上の罪状で起訴され、24日に同州フルトン郡の拘置所に出頭したトランプ前大統領は同日、保釈後に記者団に対し「私は何も悪いことをしていない」とコメントした。
トランプ氏は本事件を「司法の茶番」とこき下ろし、「我々には不正直だと考える選挙について訴える権利がある」と続けた。
さらに「これは一例だが、他に三例ある。これは選挙干渉だ」と述べ、自身が訴追されている他の事件にも言及した。
トランプ氏の連邦または地方当局への出頭は今年4回目で、大統領経験者として刑事事件での出頭は前例がない。4月にはニューヨーク州で口止め料を巡る事件、6月にはフロリダ州で機密文書の取り扱いに関する事件、今月には首都ワシントンで20年大統領選を覆す画策を巡りジャック・スミス特別検察官が捜査を進めていた事件でそれぞれ出頭した。
全ての事件は来年、審理が本格化する可能性がある。24年大統領選に立候補するトランプ氏はその中で選挙戦を進めていくことになる。