バイデン米大統領、ウクライナ支援への影響を懸念 下院議長解任で混乱

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バイデン米大統領=4日、米ホワイトハウス/Kevin Dietsch/Getty Images

バイデン米大統領=4日、米ホワイトハウス/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米連邦議会下院で共和党議員のケビン・マッカーシー氏が議長職を解任され、新たな議長選出でも同党が混乱していることを受けて、バイデン大統領は4日、ウクライナ支援の資金確保への影響について懸念を示した。

バイデン氏は「懸念している」と認めつつも、「下院と上院の民主・共和両党の議員の大多数がウクライナへの資金提供を支援すると明言したことを知っている」とも述べた。

下院共和党ではスティーブ・スカリス院内総務やジム・ジョーダン議員らが議長選へ出馬する意向を示しているが、ウクライナについてはそれぞれ異なる立場を取っている。スカリス氏は以前、ウクライナ支援パッケージに賛成したが、ジョーダン氏はウクライナ支援の予算に反対した。

バイデン氏はウクライナ支援の継続が米国の利益になると主張し、この点について演説を行う予定。

バイデン氏は3日に主要国の首脳らと電話会談した際、「大方の米国民が今なおウクライナを支援しており、民主・共和両党の議員の大多数がそれを支持していることを私は知っている」と発言。「支援が駆け引きによって阻止されるべきではない」とも述べた。

ウクライナ支援が今後、議会の承認を得られるか不透明な中、バイデン氏はウクライナを支援する別の方法があり得ると指摘。「次の資金提供でウクライナを支援することができ、別の資金提供手段もある」と述べたが、詳細には言及しなかった。

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