トランプ氏、下院議長選でジョーダン氏への支持表明
(CNN) 米国のトランプ前大統領は6日、連邦議会の下院議長選挙でジム・ジョーダン下院議員(オハイオ州選出)を支持すると明らかにした。
自身のSNS、トゥルース・ソーシャルへの真夜中過ぎの投稿で表明した。ジョーダン氏について「偉大な下院議長になるだろう」とし、全力で推薦する意向を示した。
推薦者として下院議長選に介入する形となったトランプ氏だが、これより前には自ら一時的に議長職に就くことも排除しない考えを示唆していた。事情に詳しい情報筋によれば、近日中に連邦議会議事堂を訪れ、共和党議員と次期下院議長について話し合うことも検討していたという。
トランプ氏に近い情報筋は5日夜、本人が議事堂を訪問する見込みはないと述べた。
共和党議員らは10日、会合を開いて議長選の候補者らから聞き取りを行う予定。下院全体での議長選は翌11日に実施される見通しだ。
これまでのところ議長選出馬を表明しているのはジョーダン氏と下院共和党ナンバー2のスカリス院内総務の2人だが、他の候補が名乗りを上げる可能性はまだある。
トランプ氏に対しては数日前、当人を下院議長に据える案を思いついた複数の共和党議員が接触したとみられる。当該のやり取りを知る情報筋によれば、トランプ氏は自身が下院議長となる考えに「興味をそそられた」という。
同氏自身もFOXニュースの取材に答え、短期間の下院議長就任に向けた打診があったと明かした。その上で、自分の希望で就任するのではなく、下院議長の後任が決まるまで必要な措置であるなら引き受けるつもりだと語った。現在は大統領選に注力しているが、「30日、60日、90日」といった期限付きなら下院議長を務めることにも検討の余地があるとの見方を示していた。