米国人の大多数がイスラエル報復支持、若者ほどパレスチナにも同情 最新世論調査
(CNN) イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム勢力ハマスの衝突をめぐり、米国人の大多数がイスラエル側に同情を寄せ、ハマスの攻撃に対するイスラエル軍の反応は正当化できると考えていることが、CNNの最新世論調査で分かった。
イスラエルとハマスの戦闘が米国内でのテロにつながることに不安を感じるという人も、回答者の3分の2を占めた。今回の衝突や米国の対応に対する考え方は、支持政党や年齢層によって大きな違いがあった。
ハマスの攻撃に対するイスラエル政府の軍事的対応については、50%が「完全に正当化できる」、20%が「部分的に正当化できる」と回答した。一方、「一切正当化できない」は8%にとどまり、「分からない」は21%だった。
支持政党別に見ると、「完全に正当化できる」は共和党が68%だったのに対し、支持政党なしは45%、民主党は38%にとどまった。
年齢別では65歳以上の81%が「完全に正当化できる」と答えたのに対し、50~64歳の層は56%、35~49歳は44%、18~34歳は27%のみだった。
7日のハマスの攻撃に関してイスラエルの人々に「大いに」同情を感じるという回答は71%に上るなど、96%がイスラエルに何らかの同情を示している。
一方、パレスチナの人々に対しても、87%が少なくともある程度の同情を示しているが、「大いに」同情するという回答は41%と少なかった。今も戦闘が続く中で、84%はイスラエルとパレスチナの双方に対し、少なくともある程度の同情を示している。
パレスチナに大いに同情するという回答は年齢が若いほど多かった。
今回の調査は今月12~13日にかけ、CNNがSSRSに委託して成人1003人を対象に、ショートメール経由で実施した。