シファ病院でハマスが活動、米当局が会話を傍受
(CNN) 米国はパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがシファ病院を指揮拠点に使用していることを示す情報を収集したとしているが、事情に詳しい関係者3人によると、これは主に信号傍受で集めた情報だという。
関係者によると、この中には病院インフラについて話す戦闘員の会話を傍受したものも含まれる。関係者のうち2人は、確かな情報との見方を示した。
関係者の1人はCNNに対し、「もし我々が自分たちの目にしている情報を信じていなかったら、米国はこうした発表を行わなかっただろう」と語った。
イスラエル軍特殊部隊は15日、シファ病院を急襲した。病院にハマスの地下司令部があるとの主張に基づく作戦だが、ハマスや病院関係者はこの主張を否定している。
イスラエルは16日には、病院の敷地内で見つかったとする「作戦に使うトンネルの縦穴」の写真や動画を公開した。
イスラエル国防軍(IDF)の報道官が同日明らかにしたところによると、ガザ地区では病院付近を含む全域に何百キロものトンネルが張り巡らされているという。
イスラエル軍のシェフラー中佐は「我々はすでに、病院周辺を含めた300カ所でトンネルの入り口となる縦穴を発見した。そのほとんどに爆弾が仕掛けられていた」としている。