イラクやシリアで米軍に攻撃4回、感謝祭の当日 通算73回

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イラクやシリアに駐留する米主導連合軍の拠点に対する攻撃が繰り返されている/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

イラクやシリアに駐留する米主導連合軍の拠点に対する攻撃が繰り返されている/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米政府当局者は25日までに、イラクやシリアに駐留する米主導連合軍の航空基地や拠点の4カ所に対し感謝祭の祝日に当たる23日に自爆型ドローン(無人機)や多連装ロケット弾を用いた攻撃がそれぞれ起きたと報告した。

イラクのアサド、エルビル両航空基地やシリアの拠点2カ所が23日朝から同日午後にかけて襲われたもので、一連の攻撃で施設の損壊はなかったとした。死傷者の報告もないという。エルビル基地には22日にもドローン1機による攻撃があった。

これでイラクやシリアに展開する米主導連合軍への攻撃は先月17日以降、少なくとも73回に達した。

米軍も空爆で対抗しており、イラクでは現地時間の22日朝、イランが肩入れする武装勢力「カタイブ・ヒズボラ」が使用する2カ所の施設を標的にした。同勢力によると、この空爆で戦闘員の少なくとも8人が死亡、4人が負傷した。

中東を管轄する米中央軍によると、空爆は短距離用弾道ミサイルまで投入しているイランや同国が支援する勢力による攻撃への「直接的な対応」としている。

イラクやシリアの米主導連合軍に対する攻撃は、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの大規模奇襲後に加速していた。

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