3カ月の乳児、ペットの「オオカミ犬」に襲われ死亡 米アラバマ州
(CNN) 米アラバマ州の住宅で、生後3カ月の乳児が家族のペットとして飼われていた「ウルフドッグ」にかまれて死亡した。同州シェルビー郡保安官事務所が明らかにした。
保安官事務所の発表によると、現地時間の11月30日午後0時54分ごろ、同州チェルシーの住宅で乳児が動物に襲われたらしいとの通報があり、警察や救急隊が駆けつけた。
乳児は搬送先の病院で、ウルフドッグに襲われたことが原因と思われるけがのために死亡した。
ウルフドッグはオオカミと犬の血を引く交配種で、オオカミの血統については家族も認識していたという。
乳児を襲ったウルフドッグは当局の要請によって現場で安楽死させられ、アラバマ州の研究施設に運ばれた。
乳児の死亡については現在も捜査中で、検視が予定されている。
チェルシー市のトニー・ピックルサイマー市長は哀悼の談話を発表し、「この子にこんなことが起きるなんて考えられない」「珍しいペットの飼い主は、自分の家族だけでなく、近隣住民の安全を守る強い責任を負う」と強調した。