米軍、イラクでドローン攻撃を阻止 親イラン武装勢力の5人を殺害
(CNN) 米当局者によると、米軍は3日、イラク北部キルクークで親イラン武装勢力によるドローン(無人機)攻撃を阻止し、メンバー少なくとも5人を殺害した。
国防総省の報道官は4日、武装勢力のメンバー5人が自爆型ドローンの発射準備を進めていたと報告。米軍の武装ドローンが対応してメンバー全員を殺害し、敵機を破壊したことを確認したと述べた。
国防当局者がCNNに語ったところによると、イラクとシリアでは最近、親イラン勢力による米軍や連合軍への攻撃が激化。10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてからほぼ連日発生し、10月17日以降で計76件に達した。
最近では3日午前、シリア北部の米軍基地に複数のロケット弾が撃ち込まれたが、施設の損傷や負傷者は報告されなかった。
米軍はこれに対し、シリア東部とイラクでイラン革命防衛隊や親イラン勢力の武器庫などを空爆。イスラエルとハマスの衝突が地域全体に拡大することを阻止するため、空母打撃群などを中東に送り込んでいる。