男性がサメに襲われ死亡 ハワイ・マウイ島
(CNN) 米ハワイで12月30日朝、男性がマウイ島沖でサメと遭遇した際の負傷が原因で死亡した。
現地時間30日午前11時19分ごろ、警官が通報を受け、パイアのハナ・ハイウェー沿いのビーチエリアに駆け付けた。マウイ警察によると、警官はジェットスキーを使用して負傷した39歳の男性を岸まで運び、救急隊員が救命処置を施したが、男性は負傷が原因で死亡したという。
ハワイ州土地・天然資源管理局水産資源部(DLNR―DAR)によると、ハワイでは10月から12月にかけてサメに襲われるリスクが高まっているようだと多くの研究者が指摘しているという。
サメによる襲撃でも特に致命的な襲撃は珍しく、CNNの以前の報道によると、挑発したわけでもないのにサメに襲われて死亡した人の数は平均して年間5人だという。
サメ被害の国際的なデータベース、ISAFによると、サメに襲われて致命傷を負う確率は400万分の1未満だ。専門家らは、サメによる襲撃の多くは、特に視界が悪い水域での誤認が原因と見ている。
記録によると、ハワイで人がサメと遭遇して命を落としたケースは、2022年12月8日にマウイ島沖で、シュノーケリングをしていた人がサメに襲われて死亡して以来だった。