バイデン氏とトランプ氏が順調に勝利、再戦へ前進 スーパーチューズデー
(CNN) 米大統領選の候補指名争いは5日、16州と米領サモアで予備選などが集中する「スーパーチューズデー」を迎えた。民主党からの指名獲得を目指す現職のバイデン大統領と、共和党からの指名獲得を目指すトランプ前大統領が順調に勝利を重ねた。
トランプ氏の対抗馬であるヘイリー前サウスカロライナ州知事は一矢を報いた。
バイデン氏とトランプ氏はそれぞれ、カリフォルニア州とテキサス州で勝利を収めた。いずれも獲得できる代議員は最多となっている。
CNNの予測によれば、ヘイリー氏はバーモント州で勝利を確実にした。ヘイリー氏にとって、スーパーチューズデーでの1勝目となったが、代議員の数ではトランプ氏に大きく水をあけられている。
今回のスーパーチューズデーでは、アラスカ州が最後に投票所が閉まる。
バイデン氏が勝利したのは、アイオワ、バーモント、バージニア、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、メーン、マサチューセッツ、テキサス、アーカンソー、アラバマ、コロラド、ミネソタ、ユタ、カリフォルニアの各州。
トランプ氏が勝利したのは、バージニア、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、メーン、テキサス、アーカンソー、アラバマ、コロラド、ミネソタ、マサチューセッツ、カリフォルニアの各州。
ヘイリー氏はバーモント州で勝利を収めた。
CNNの予測によれば、米領サモアで開かれた民主党の党員集会で、ジェイソン・パーマー氏が勝利した。今回の予備選でバイデン氏が敗北したのは、サモアが初。
党からの指名を得るには、共和党の場合は2429人の代議員のうち1215人を獲得する必要がある。民主党の場合は3934人のうち1968人を獲得する必要がある。
これまでのところ、共和党候補では、トランプ氏が936人の代議員を獲得した。ヘイリー氏は85人。
民主党では、バイデン氏が獲得した代議員は1312人。「支持者なし」が2人となっている。
民主党の指名争いでは、ディーン・フィリップス下院議員がスーパーチューズデーでの結果を受けて、今後数日内に自身の将来について決定を下すと明らかにした。