カーター元米大統領は「終わりに近づいている」 孫が講演で語る

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ロザリン夫人の葬儀に参加したカーター元大統領=2023年11月、米ジョージア州プレーンズ/Alex Brandon/Pool/Getty Images

ロザリン夫人の葬儀に参加したカーター元大統領=2023年11月、米ジョージア州プレーンズ/Alex Brandon/Pool/Getty Images

(CNN) 米国の第39代大統領、ジミー・カーター氏(99)の孫が14日、元大統領の健康状態について、「終わりに近づいている」と語った。

孫のジェイソン・カーター氏は、米カーターセンターで開かれた精神衛生フォーラムの講演で、「祖父はご存じの通り、1年半ほど前からホスピスにいて、本当に、終わりに近づいているようです。祖父にとって本当に大切なこの信仰の旅の部分、人生のまさに最期にしか生きられない信仰の旅の部分があり、祖父はその空間にいるようです」と語った。

カーター元大統領は、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領が2018年に94歳で死去した後、最長寿の元大統領となった。転移性脳腫瘍(しゅよう)や肝臓がんを克服し、19年には転倒して脳手術も受けている。23年2月にホスピスケアに入ってほとんど公の場に姿を見せなくなったが、昨年11月に死去した妻ロザリン氏の葬儀には参列していた。

ジェイソン氏は講演の中で、元大統領と一緒に大リーグのアトランタ・ブレーブスの試合を観戦しながら交わした会話を振り返った。

「『みんなからあなたの様子を聞かれて分からないと答えているんだ』と私が話しかけると、祖父は言った。『私自身も分からないよ』」

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