米連邦最高裁、アイダホ州の中絶法めぐりバイデン政権支持か 通信社報道

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連邦最高裁前で抗議する中絶支持者=24日、米首都ワシントン/Anna Moneymaker/Getty Images

連邦最高裁前で抗議する中絶支持者=24日、米首都ワシントン/Anna Moneymaker/Getty Images

(CNN) 米連邦最高裁はアイダホ州で緊急医療が必要な場合の中絶を認める用意ができているとみられる。最高裁が26日、誤って一時的にウェブサイトに掲載した文書をもとに米ブルームバーグ通信が報じた。

ブルームバーグは裁判所のウェブサイトに掲載された意見書のコピーを入手。それによると法廷の過半数が上訴を棄却することに同意したことが示されていたという。

ブルームバークは「この文書の公開は、通常、見解の公表について慎重を期す最高裁の慣例に大きく違反するものだった。この中絶をめぐる裁判は7月4日の祝日前に終わる今開廷期で特に重要な裁判の一つとみなされている」と伝えた。

CNNは独自に意見書を検証していない。

最高裁の報道官は「文書」が裁判所のウェブサイトに「誤って短時間アップロードされた」ことを認めたうえで、この裁判の「意見」は「まだ公表されておらず」、「いずれ発表される」ことを強調した。

ブルームバーグは、最高裁は上訴を棄却し、バイデン政権の主張を支持する見込みだと報じている。

問題となっているのは、アイダホ州の厳格な中絶禁止法だ。同法では妊婦の生死に関わる場合に特例を認めている。バイデン政権は、連邦法でも妊婦の健康が危機にひんしている場合には病院に中絶を義務付けていると主張している。

司法省とホワイトハウスはいずれも、最高裁の公式見解が発表されるまで、ブルームバーグの記事と誤って掲載された文書についてコメントすることを拒否している。

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