トランプ氏暗殺未遂事件、警官のボディーカメラが捉えた緊迫の現場 容疑者と対峙する瞬間も

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トランプ氏が立っていたステージと銃撃犯が射殺された建物の屋上をとらえたドローンによる空撮=7月14日、米ペンシルベニア州バトラー/Carlos Osorio/Reuters

トランプ氏が立っていたステージと銃撃犯が射殺された建物の屋上をとらえたドローンによる空撮=7月14日、米ペンシルベニア州バトラー/Carlos Osorio/Reuters

(CNN) 米ペンシルベニア州の選挙集会で先月13日に発生したトランプ前大統領の暗殺未遂事件で、現場の警官が装着していたボディーカメラの映像をCNNがこのほど入手した。映像には警官1人が集会の様子を眺められる建物の屋根によじ登り、容疑者と対峙(たいじ)する緊迫した様子が映っている。銃撃が始まったのはこの直後だった。

CNNは公的記録の開示要請を通じてこうした映像を入手。別の映像は不満を漏らす地元の警官数人を捉えている。警官らは容疑者が銃撃に使った建物付近に人員を配置するよう数日前からシークレットサービス(大統領警護隊)に伝えていたと訴えている。

映像によれば、ボディーカメラを装着した同州バトラー郡警察署の警官は同僚の手を借りて屋根によじ登ったものの、トーマス・マシュー・クルックス容疑者と対峙した後で下りている。この約40秒後、クルックス容疑者は演説中のトランプ氏に向けて8発の銃弾を発砲。それから数秒後にシークレットサービスの狙撃手によって射殺された。

屋根から下りた警官は、建物の反対側に回り込んだ後、警察車両からライフルを持ち出している。その際、容疑者と至近距離で向き合ったと同僚に告げている。

同僚から銃撃犯はどこにいるのかと問われると、息を切らしながら、よじ登ったその場にいたと答えた。

銃撃が始まると、「頭を上げるな。奴はすぐそこにいる」と同僚に警告。「眼鏡をかけていて、長髪」と、容疑者の特徴を伝えてもいる。

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