民主副大統領候補ワルツ氏、軍歴詐称との批判に直面 本人は中傷と反論

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米民主党副大統領候補のティム・ワルツ氏=8日、米ミシガン州/Getty Images

米民主党副大統領候補のティム・ワルツ氏=8日、米ミシガン州/Getty Images

(CNN) 米民主党の副大統領候補に起用されたティム・ワルツ・ミネソタ州知事は、軍歴をめぐって疑惑の目を向けられている。共和党の副大統領候補であるJ・D・バンス上院議員を含む批評家らは、ワルツ氏が陸軍予備役時代に戦闘を経験したと虚偽の示唆をしていると非難している。

ワルツ氏がこのような批判に直面するのは今回が初めてではない。

CNNの調査報道チーム「Kファイル」の調べによると、ワルツ氏が初めてミネソタ州で下院議員選挙に出馬した2006年にもイラクやアフガニスタンでの勤務経験の有無など、軍務について誤解を招く発言をしているとの批判が地元紙に寄せられていた。

問題となったのは、外国での軍務について触れた政治広告やウェブサイトの記述の一部だ。ワルツ氏は対テロ戦争である「不朽の自由作戦」を支援するため外国で勤務したと説明していたが、アフガニスタンではなくイタリアで軍務に就いていたことは明記していなかった。

ワルツ氏は当時、「実際には、陸軍州兵に24年間勤務し、05年5月に上級曹長として退役した。北大西洋条約機構(NATO)の北極圏への訓練任務に3回従事し、不朽の自由作戦を支援するため派遣され、03年から04年にかけてイタリアで勤務した」と説明している。

同氏は「あてつけで候補者の資質を中傷することはこの討論では許されない」と述べ、直面している重要な問題が非常に多いなか、国を挙げてより良い方向に向かう必要があると訴えた。

ワルツ氏は06年に行ったメディアへのインタビューやその他の声明ではより具体的に説明しており、「運良く」アフガニスタンではなくイタリアに配属されたと述べている。

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