米シークレットサービス、複数の職員が管理業務に トランプ氏暗殺未遂後に配置替え
(CNN) 7月13日に米ペンシルベニア州で行われたトランプ前大統領の選挙集会で事前の警備計画に関わったシークレットサービス(大統領警護隊)の複数の職員が、管理業務に回され在宅勤務を命じられたことが24日までに分かった。事情に詳しい情報筋がCNNに明らかにした。
当該の選挙集会ではトランプ氏を狙った暗殺未遂事件が発生。シークレットサービスに対し、警備上の不手際を巡る批判の声が上がった。
議員らは当該の集会の準備を担当したシークレットサービス職員に向けて懲罰もしくは解雇といった処分を行うよう強い圧力をかけたものの、ロナルド・ロウ長官代行はこれに対し、いかなる処分も調査の完了を待って下す意向を示していた。
シークレットサービスに対しては、組織内の検証や議会による調査、国土安全保障省の独立委員会などを通じて数多くの調べが行われている。
シークレットサービスの広報は23日に声明を出し、今回の警護活動の不備につながった経緯と手順、複数の要因について現在検証中だと述べた。
その上で職員の中で組織の方針に対する何らかの違反が確認された場合は、該当する部局の調査を経て懲罰のための措置を講じる可能性があると説明した。ただこれは特定の個人に関わる問題なので、組織としてこれ以上コメントする立場にはないと付け加えた。