ハリス氏とトランプ氏、民主党大会後も接戦 米世論調査
(CNN) 今秋に行われる米大統領選で、先月の民主党の全国大会後も、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が接戦を繰り広げていることがわかった。CNNが全米を対象にした直近の世論調査4件について分析して明らかになった。
分析によれば、8月23日から9月6日にかけて行われた世論調査では、ハリス氏の支持率は平均して49%、トランプ氏は同47%だった。今回の支持率は前回調査とほとんど変化がなかった。前回の分析ではハリス氏の支持率は50%、トランプ氏の支持率は48%だった。
米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が今月3~6日に行った世論調査によれば、投票する可能性の高い有権者のうちトランプ氏を支持するとした人の割合は48%、ハリス氏は同47%で、いずれも明確なリードを確保していない。
この世論調査によれば、かなりの割合の有権者がハリス氏について、より多くの情報を必要としていた。投票する可能性の高い有権者のうち、ハリス氏についてより多く知る必要があると答えた人の割合は28%。トランプ氏についてより多く知る必要があると答えた人の割合は9%にとどまった。
性別による支持率の差も示された。投票する可能性の高い有権者のうち女性からの支持率は、53%対42%とハリス氏が11ポイント上回った。一方、男性からの支持は56%対39%で、トランプ氏が17ポイントリードしている。
年齢別でも支持に差がついた。30歳未満では、51%対43%とハリス氏がトランプ氏を8ポイント上回った。一方、65歳以上では、トランプ氏を支持する人の割合が高かった。
無党派層での支持は48%対44%で、ハリス氏がわずかに上回った。一方、前回の2020年の大統領選で投票しなかった人のうちトランプ氏を支持するとした人の割合は49%で、ハリス氏支持は40%だった。
ハリス氏は黒人やラテン系の有権者からの支持ではトランプ氏を上回った。