ハリケーン「ミルトン」の爪痕くっきり、上陸前後を捉えた写真 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州を横断したハリケーン「ミルトン」は、州内の広い地域に竜巻や豪雨、暴風、高潮をもたらした。
大リーグ・タンパベイレイズの本拠地トロピカーナ・フィールドでは、屋根が吹き飛ばされる被害が出た。この球場は緊急対応要員や清掃員の避難所の役目を果たす予定だった。
ミルトン襲来前のトロピカーナ・フィールド=9月29日/Nearmap
ミルトンは5段階で3番目に強い「カテゴリー3」のハリケーンとして、フロリダ州シエスタキー付近に上陸した。7日のピーク時には風速約80メートルに達し、米東部時間9日午後8時半ごろ上陸した後の風速は約54メートルに落ちた。
ミルトン襲来前のアベニダ・メッシーナの様子=9月29日、フロリダ州シエスタキー/Nearmap
ミルトン襲来後のアベニダ・メッシーナの様子=10月10日、フロリダ州シエスタキー/Nearmap
フロリダ州セントピーターズバーグでは建設作業に使うクレーンが倒れ、建物に激突した。CNNの記者によると、このクレーンはミルトン上陸前に置かれていた4基のうちの一つ。市の当局者はこれより前、クレーンを撤去する時間がなかったと明らかにし、強風で倒れる可能性に警鐘を鳴らしていた。
ミルトン襲来前に立っていたクレーン=9月28日、セントピーターズバーグ/Nearmap
ミルトン襲来後に倒れたクレーンが見える=10月10日、セントピーターズバーグ/Nearmap