米2州の投票箱で相次ぐ火災、数百枚の投票用紙焼ける被害

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投票箱で火災、投票用紙焼ける被害

(CNN) 米国のオレゴン州とワシントン州で28日午前、投票箱の火災が相次ぎ、ワシントン州では投票用紙数百枚が焼けた。米連邦当局は、この2件と8日にワシントン州で起きた1件について、関係があるとみて捜査を行っている。

オレゴン州ポートランド警察によると、3件の火災ではいずれも投票箱から発火装置が見つかったほか、現場から逃走する不審車両が目撃されていた。

ポートランド警察は28日の記者会見で、一連の犯行の動機は不明だが、意図的な犯行だったと思われると説明。「選挙に干渉しようとするそうした意図的な行為を我々は憂慮しており、阻止に全力を挙げる」と表明した。

ワシントン州のジェイ・インスリー知事は同日、24時間態勢で投票所の警備を強化すると発表した。

ポートランド警察に火災の通報があったのは現地時間の28日午前3時半ごろ。投票箱の側面に発火装置が取り付けられているのが見つかり、警備員が消火した。中にあった投票用紙は3枚が破損したものの、409枚は消火剤に守られて無事だった。

一方、ワシントン州バンクーバー警察によれば、28日早朝、市内のバス停近くで投票箱の火災があり、警官が駆けつけたところ、投票箱の横の「不審な装置」から発火していた。こちらの火災では数百枚の投票用紙が焼失または破損したとみられている。

バンクーバーでは今月8日にも投票箱で発火装置が見つかっていた。

ポートランドの当局は、投票用封筒の識別子を通じて被害に遭った有権者に連絡を取り、新しい投票用紙を交付する計画。

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