トランプ氏、エネルギー長官に燃料採掘企業CEOを指名

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米リバティ・エネジー社のクリス・ライト最高経営責任者(CEO)=2018年/Lucas Jackson/Reuters/File

米リバティ・エネジー社のクリス・ライト最高経営責任者(CEO)=2018年/Lucas Jackson/Reuters/File

(CNN) トランプ次期米大統領は16日、新政権のエネルギー長官に、石油・ガス採掘関連のサービスを提供する米リバティ・エネジー社のクリス・ライト最高経営責任者(CEO)を指名すると発表した。

トランプ氏は声明で、クリス氏を「エネルギー分野を主導してきた科学技術者、起業家」「米国のエネルギー自立の原動力、シェール革命を始めた先駆者の1人」と評価した。

ライト氏は化石燃料の燃焼が気候変動に関係していることを認める一方、気候変動と異常気象の関連には懐疑的な見方を示してきた。また、化石燃料は開発途上国を貧困から救うために必要だと主張し、昨年のテレビインタビューでは10年以内の脱炭素を目指す呼び掛けを「ばかげた期限」と一蹴(いっしゅう)していた。

同氏は、トランプ氏が新設する「国家エネルギー会議」にも参加する。同会議はエネルギー分野の許認可や生産、流通、規制、輸送にかかわる全機関で構成され、次期内務長官に選ばれたダグ・バーガム・ノースダコタ州知事が議長に就く。

ライト氏はリバティ・エネジーのCEOに加え、小型原発「モジュール炉」を手掛ける企業の役員でもあり、バイデン現政権が重視する原子力推進に向けた協議に参加してきた。エネルギー省の傘下には、核物質の備蓄を担う国家核安全保障庁も置かれている。

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