米下院倫理委、ゲーツ氏に関する調査結果公表を否決

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米連邦議会議事堂の扉を閉めるマット・ゲーツ元下院議員=20日、米ワシントンDC/J. Scott Applewhite/AP

米連邦議会議事堂の扉を閉めるマット・ゲーツ元下院議員=20日、米ワシントンDC/J. Scott Applewhite/AP

(CNN) 米下院倫理委員会の共和党議員らは20日、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員に関する調査結果を公表しないとする採決を下した。上院の共和党議員からは、ゲーツ氏の承認を判断する公聴会に先駆けて調査結果を公表するよう求める声が上がっていた。

委員会に所属する民主党議員らの意向に反して調査結果の公表を阻止した共和党の決定を受け、委員会がゲーツ氏から集めた情報についての大きな疑問が浮上している。

委員会は来月改めて会合を開くことを決めた。共和党の委員らはその場で調査報告書をまとめたいとしている。協議に詳しい2人の人物が明らかにした。しかしそれまでに連邦議会では、報告書の内容の公表を求める圧力が強まるとみられる。

民主党のジェフリーズ下院院内総務に近いショーン・カステン同党下院議員は20日、特権的な決議案を提起して調査報告書の公表を試みる意向を表明した。

一方で、倫理委員会は引き続き報告書の作成に取り組む見通し。共和党のマイケル・ゲスト委員長によると、報告書は現時点で完成していない。調査自体は完了しているものの、技術的な意味で調査報告書が完成しているのかを巡り両党の議員らは議論を戦わせている。

委員会の民主党トップ、スーザン・ワイルド下院議員は、報告書を公表しないとした共和党の決定に党として同意していないことを強調した。

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