トランプ氏、FBI長官にパテル氏起用の方針 反FBIで知られる人物

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トランプ次期大統領は、新政権で、連邦捜査局(FBI)の長官にカッシュ・パテル氏を起用するとの方針を明らかにした/Brandon Bell/Getty Images/File

トランプ次期大統領は、新政権で、連邦捜査局(FBI)の長官にカッシュ・パテル氏を起用するとの方針を明らかにした/Brandon Bell/Getty Images/File

(CNN) トランプ次期米大統領は30日夜、新政権で連邦捜査局(FBI)の長官を交代させ、1期目の前政権で国防関連の役職を歴任したカッシュ・パテル氏を起用するとの方針を表明した。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、パテル氏が新たなFBI長官になると発表。同氏を「優れた法律、捜査の専門家であり、アメリカ・ファースト(米国第一)の戦士」「腐敗を暴いて正義を守り、国民を守ることにキャリアを費やしてきた」と称賛。さらに、同氏は次期司法長官となるボンディ氏の下で「FBIに忠誠と勇気、品位を取り戻す」ことを目指すだろうと述べた。

FBI長官の任期は10年。レイ現長官はあと3年の任期を残して解任されるか、辞任を強いられることになる。

レイ氏は、トランプ氏が1期目の2017年、コミー前FBI長官を解任した後で任命したが、両氏の関係は21年以降、悪化していた。

パテル氏はトランプ氏の信奉者の中でも、特に広く物議を醸してきた人物。FBIなどの「ディープステート(影の政府)」打倒を訴えるトランプ氏の主張に同調する立場から、自身の存在をアピールしてきた。

トランプ前政権下の18年には、下院情報委員会の委員長だったニューネス議員の補佐役として、ロシアの大統領選介入疑惑を捜査していたFBIに対する批判の先頭に立った。

19年に国家安全保障会議のメンバーとなり、さらに国防長官代理の首席補佐官を務めた。

20年大統領選の後、トランプ氏が中央情報局(CIA)長官だったハスペル氏の解任を検討した際に、後任としてパテル氏の名前が挙がった。

今回の政権移行でも本人はCIA長官のポストを望んだとされるが、同ポストへの起用は見送られていた。

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