米保険大手トップが銃撃され死亡、犯人は逃走 米NY
(CNN) 米医療保険大手ユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソン最高経営責任者(CEO)が4日、米ニューヨークで銃撃され死亡した。会議が開催されるホテルに向かって歩いていたところを待ち伏せしていた男に至近距離から撃たれた。容疑者は逃走し、警察が行方を追っている。
ニューヨーク市警(NYPD)は、あらかじめ計画され、標的を絞った犯行との見方を示した。犯行に使われた銃には消音装置が付いていたとみられるという。
事件はマンハッタン中心部にあるホテルの前で発生した。ニューヨーク市警によると、トンプソン氏が投資家の会議が開催されるホテルに向かっていたところ、容疑者が背後から近寄り、約6メートルの距離から複数回撃った。トンプソン氏は背中やふくらはぎに銃弾を受けた。
警察が公開した銃撃犯とみられる人物の画像/NYPD
犯行後、容疑者は自転車で逃走した。警察当局は市民に情報提供を呼びかけている。また現場近くのロックフェラー・センターでは同日夜、毎年恒例のクリスマスツリー点灯式が予定されており、大勢の人出が見込まれることから、多くの警官を配置して警戒にあたるとしている。