未解決殺人事件の容疑者は祖母だった、遊び気分のDNA鑑定が手がかりに 米ミシガン州
カーラさんは、もし関係があるとすれば、自分の母親かもしれないと刑事に告げた。
カーラさんは母親と仲が悪く、18歳の時から話をしていなかった。ジェナさんも祖母に会ったことはなかった。警察はワイオミング州に住んでいた祖母のナンシー・ジェワトウスキ被告から事情聴取した。
「事件のことはずっと前から知っていたけれど、まさかやったのが自分の祖母だったなんて」とジェナさんは語る。
ミシガン州検察によると、ナンシー被告はニューベリーの自宅で1人で出産し、乳児は出産の際に窒息死した。
弁護側は、ナンシー被告がバスタブの中で予期せず出産して胎児が産道内に閉じ込められたと主張。ナンシー被告は意識を失い、ようやく分娩(ぶんべん)できた時には乳児は死亡していたと訴えている。
ナンシー被告は死亡した乳児を袋に入れてキャンプ場に遺棄したことは認めており、殺人や過失致死などの罪で起訴された。12日の公判で弁護側は、起訴の取り下げを求めている。