継母によって20年監禁、警察が男性の家の中とらえた写真公開 米コネティカット州
火災によって見るからに焼け焦げた部屋がある一方、長年の手入れ不足が原因で散らかり、荒廃している部屋も見受けられる。
家全体にカビが確認できる。床板は壊れ、ゴミや汚れに覆われたカーペットが敷かれている。天井も傷んで梁(はり)がむき出しになっており、窓は板張りにされた状態だ。

カーペットに覆われたエリアに映るゴミや泥/Waterbury Police Department
明るいピンク色の部屋には、プリンターやプラスチック製の引き出し、ヒョウ柄のキャットタワーなどの持ち物が散乱している。
警察は焦げたドア枠や鍵の写真をクローズアップで複数撮影。男性は警官らに対し、家事をする時だけ部屋を出ることが許されたと証言した。
これらの写真は、米国を震撼(しんかん)させている恐るべき虐待の実態を浮き彫りにするものだ。
一方、サリバン容疑者の弁護士は写真公開の時期は「疑わしい」と述べ、依頼人に対する偏見を招く恐れがあると懸念を示した。
弁護士は「(これらの写真は)何の証拠にもならない」と指摘。「手錠はどこにあるのか? 鎖は? 拘束の痕跡は? 客観的に見れば、これらの写真からは多くの疑問を生じる」としている。