デートアプリで「殺し屋」に元交際相手と娘の殺害依頼、女を訴追 米ニュージャージー州
(CNN) デートアプリ「Tinder(ティンダー)」で殺し屋を雇い、元交際相手の警官(57)とその娘(19)を殺害しようとしたとして、米ニュージャージー州在住の女が訴追されたことが分かった。
CNNが入手した同州カムデン郡の訴追請求状と宣誓供述書によると、ジャクリン・ディオリオ容疑者(26)はティンダーで知り合った人物と実際に会ったものの、この人物は捜査当局の覆面の情報提供者だった。
ディオリオ容疑者はこの人物と会う前から電話やテキストメッセージでやり取りをしており、その中でフィラデルフィア在住の警官とその娘を殺害してほしいと持ちかけたとされる。
宣誓供述書によると、ディオリオ容疑者は殺害と引き換えに1万2000ドル(約172万円)を支払うことを提案した。
カムデン郡の検察によると、ディオリオ容疑者は先週、フィラデルフィアの南東約24キロに位置するグロスターで逮捕された。覆面の情報提供者に現金500ドルを支払った後、身柄を拘束されたという。
当局はディオリオ容疑者がラベルを剥がした錠剤の容器を所持していたと説明。不安障害やパニック障害の治療に使用される規制薬物「アルプラゾラム」だとみられている。
ディオリオ容疑者は第1級殺人未遂2件、第1級殺人共謀1件、第3級規制薬物所持1件の容疑で訴追された。
CNNはディオリオ容疑者の弁護士にコメントを求めている。