エルサルバドルに誤って「国外追放」の男性、生存を確認 米司法省
(CNN) 米司法省は12日、中米エルサルバドルに誤って国外追放された米メリーランド州の男性について、エルサルバドルの刑務所に収監されて、生存していると明らかにした。
この男性はキルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシア氏。司法省は、現地の大使館からの報告として、男性がエルサルバドルの巨大刑務所「CECOT」に勾留されていると理解していると明らかにした。男性は安全な状態で生存しているという。
米連邦最高裁はこれより前、トランプ政権に対して、男性の米国への帰還を「促進」するよう指示していた。ただ、帰還を義務付けることはしていない。
連邦地裁は11日、司法省の弁護士が男性の正確な所在について詳細な説明ができなかったことを受け、司法省に対して、男性の帰還を促進するために政権が実施している取り組みについて毎日最新情報を提供するよう指示していた。
12日の提出書類には、男性を帰国させるための政権の取り組みの詳細については記載されていない。