米女優A・ジョリーさん、ヨルダンのシリア難民キャンプを訪問
UNHCRが11日発表した報告によると、シリアからは毎日約2000人が近隣国へ脱出している。ヨルダンやトルコ、レバノン、イラクの難民キャンプや仮設住宅に暮らすシリア人は、計25万3000人に達するとみられる。
ヨルダンのジュデ外相は「難民受け入れの数は限界に達している。もっとキャンプを建設する必要がある。ヨルダンも豊かではないが、善良な人々の国だ。持っている物は何でも分かち合うつもりだ」と述べた。
ジョリーさんはヨルダンなど近隣国が「シリアの人々の命を救ってくれたことに感謝する」と語り、「この人々がいつか家に帰れる日まで、国際社会も支援してほしい」と呼び掛けた。
国連の潘基文(パンギムン)事務総長によると、コフィ・アナン前事務総長に代わって国連とアラブ連盟のシリア担当合同特使に任命されたラクダール・ブラヒミ氏がまもなく同国を訪れ、アサド大統領と会談する見通しだ。