戦火の街アレッポを取材 空爆現場から1歳児救出

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救助作業にあたる人々

救助作業にあたる人々

シリア北部アレッポ(CNN) 頭上に響く戦闘機の爆音や、ヘリコプターのプロペラ音。どこかが爆撃されれば、「こちらではなかった」と胸をなでおろす。シリア北部アレッポの住民にとって、それは決して慣れることのない日常だ。

反政府派が支配する地域では、住民の間に反体制派の武装組織「自由シリア軍」のメンバーが紛れ込み、それがアサド政権の怒りを買っているとされる。

爆撃は昼夜を問わず街を襲う。明け方と夕暮れは特に激しいようだが、数発で終わることもあれば、持続することもある。ある場所を攻撃したかと思うと、突然まったく別の場所に矛先を向ける。決まったパターンはみられない。自由シリア軍などの標的を狙っているというよりは、市民を威嚇するのが目的ではないかと推測される。

ある朝6時、アルシャール地区が集中砲火を浴びた。親族12人が眠る民家の屋根をロケット弾が直撃し、2階の一部が1階の上に崩れ落ちた。取材班が現場に到着したのは4時間後。近隣の住民らが必死の捜索作業を続けていた。

素手やシャベルで大きなコンクリート片を撤去し、ほこりまみれになってがれきのすき間に入り込む。政府軍のヘリが再び飛来して、ロケット弾を撃ち込んでくるかもしれない。あるいは、2階部分の残りが完全に崩落する恐れもある。

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