高等弁務官特使A・ジョリーさん、シリア難民問題でイラクへ

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政府高官と難民問題について話し合うアンジェリーナ・ジョリーさん=イラク政府提供

政府高官と難民問題について話し合うアンジェリーナ・ジョリーさん=イラク政府提供

バグダッド(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリーさんは16日、シリアからの難民が大量に流れ込むイラク北部クルド自治区を訪問した。

ジョリーさんはイラクの首都バグダッドから、悪天候のため1日遅れて自治区の首都エルビルに到着。空港で当局者らの出迎えを受けた後、ドホーク州の難民キャンプを訪れた。

これに先立ちバグダッドでは、シリアから帰国したイラク人や政府高官らと会談した。ゼバリ外相ともシリア難民について語り合い、イラク政府の対応を聞いた。外相によると、シリアから同国へ流れ込んだ難民の数は2万1000人に達し、その多くがドホーク州や中西部アンバル州に滞在している。また、シリアから帰国したイラク人は3万1000人に上るという。

ジョリーさんは長年UNHCRの親善大使として世界各地を訪れ、今年4月に特使に任命された。11日にはヨルダンにあるシリア難民のキャンプを訪ね、13日にはグテレス高等弁務官のトルコ訪問に同行していた。

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