北朝鮮、「人工衛星」を発射 黄海や太平洋に落下

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) 北朝鮮は12日、「人工衛星」と称する事実上の長距離ロケットを発射した。日本政府などが明らかにした。

日本政府によれば、ロケットは現地時間午前9時49分ごろに発射され、沖縄上空を通過した。迎撃措置は取られなかった。ロケットは、朝鮮半島西約200キロの黄海やフィリピン東約300キロの太平洋に落下したとみられる。藤村官房長官は、北朝鮮のミサイルの発射について、極めて遺憾だと述べた。

北朝鮮は10日に、「発動機系統に技術的な問題が見つかった」として、発射予告期間を今月29日まで1週間延期したばかりだった。

北朝鮮によるロケットの発射予告は、事実上の弾道ミサイルのテストだとして、日本や米国、韓国などから非難を受けていた。一方、北朝鮮は、人工衛星を軌道に乗せるためのものと主張していた。

北朝鮮は2006、09年に続いて今年4月、衛星打ち上げと称して長距離弾道ミサイルを発射したが失敗した。ロケットの発射は、最高指導者の金正恩(キムジョンウン)第1書記の父親、金正日(キムジョンイル)総書記の一周忌を今月17日に迎えることなどと関連付ける見方も出ていた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「朝鮮半島情勢」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]