マリ中部の都市を武装勢力が制圧 各国が対応を協議
マリのクリバリ外相は、武装勢力との戦闘がいつまで続くのかは分からないと話し、「武装勢力をただ後退させるだけでなく、追い払う必要がある」と強調。フランスが「緊急要請」に応えてくれたことに感謝するとしたうえで、米国などほかの国に対しても軍事支援を要請する可能性に言及、「マリを攻撃している勢力が、世界のほかの場所を攻撃する可能性もある」と語った。
フランスは数百人規模の地上軍も展開しており、近隣の西アフリカ諸国も派兵を表明。ナイジェリアの大統領報道官によれば、同国は既に技術担当者をマリに派遣し、来週中にも部隊を派遣する見通しだという。隣国アルジェリアの国営通信は、同国がマリとの国境を封鎖すると伝えた。
英国とドイツも、マリ政府の後方支援について検討していることを明らかにした。国連は、専門家チームをバマコに派遣する準備を進めていると説明。ライス米国連大使は14日の安保理事会の会合後、新たな安保理決議が必要になるかもしれないとの見方を示した。