マリ軍が中部要衝を奪還、人道危機は深刻化
フランスは今回、これまでに少なくとも2150人の兵士をマリに派遣しており、政府は21日、さらに増派を検討していることを明らかにした。
一方、ノルウェーの難民支援団体によると、マリでは極端な治安の悪化を受けて住民が避難を余儀なくされ、北部地域から隣国アルジェリアの砂漠地帯に逃れる住民も増加。こうした難民は過酷な状況に置かれ、食料や水も不足しているという。
避難民の多くは船舶やバスを使う余裕がなく、徒歩で避難しているが、特に女性や子どもは深刻な身の危険にさらされ、負傷者は爆撃を恐れて病院にも行けない状況だと同団体は指摘する。