新ローマ法王が初の「お告げの祈り」 神の許しと忍耐を説く
ローマ(CNN) 新ローマ法王フランシスコは17日、バチカンのサンピエトロ広場で、選出後初めて日曜正午恒例の「お告げの祈り」をささげた。
広場には世界各地から20万人以上の信者らがつめかけた。窓から姿を現した法王がイタリア語であいさつすると、大きな歓声が上がった。
法王は約15分間の祈りの中で、信者らに「神の許しはやむことがない。それを忘れないでください」「私たち一人ひとりに対する神の忍耐を考えたことがありますか」と語り掛けた。
法王はこれに先立ち、バチカンの聖アンナ教会で執り行ったミサの後、門からバチカンの外へ出て信者らにあいさつした。
また同日、ツイッターを通して初のメッセージを発信。「皆さんに心から感謝します。これからも祈り続けてください」とつぶやいた。
出身国アルゼンチンからの報道によると、18日には同国のフェルナンデス大統領と会談する予定。法王は2010年、同国の同性婚合法化に強く反対し、大統領と対立していた。