イラク首相「内戦回避に向け対話を」 北部の衝突激化受け
イラクで少数派のスンニ派は、同じくスンニ派のフセイン政権下では大きな影響力をもっていたが、同政権崩壊後は政治的に弱い立場に追い込まれた。現在、国の中枢は多数派のシーア派が握っている。
昨年12月以降、シーア派主導の政府に対し、「二流市民」の扱いをやめるよう求めるスンニ派住民のデモが相次いでいた。
イラク戦争以降のこの10年、イラクでは宗派間の衝突が絶えなかった。国営テレビ局は視聴者に過去の暗い時代を思い出させようと、フセイン政権下で拷問を受けた人々の映像を流した。