トルコ南部で連続爆発、死者40人以上 シリア関与か

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トルコ・ハタイ県にあるシリア難民キャンプの子どもたち。今回の爆発にシリア政府が関与しているとの見方も

トルコ・ハタイ県にあるシリア難民キャンプの子どもたち。今回の爆発にシリア政府が関与しているとの見方も

イスタンブール(CNN) シリア国境に近いトルコの南部ハタイ県レイハンルで11日、車に仕掛けられた爆弾2発が相次いで爆発し、ギュレル内相によると40人以上が死亡した。

同日午後2時前に市役所ビルの前で1回目の爆発が起き、続いて郵便局前でさらに強力な爆弾が爆発した。同国のアナトリア通信は、負傷者が約100人に上り、うち29人が重体と伝えた。

アタライ副首相はテレビを通したコメントで、シリアのアサド政権と秘密警察による犯行との見方を示した。

シリア反体制派の「地域調整委員会(LCC)」はこれに先立ち、同国の政府軍がレイハンルを砲撃したと伝えていた。

反体制派代表組織「シリア国民連合」は「シリア国民を支援し、難民を受け入れてくれるトルコを懲らしめることで、両国民の間にくさびを打ち込もうとする凶悪なテロ行為だ」と非難する声明を出した。

米国のケリー国務長官もただちに犯行への非難声明を出し、トルコへの支援を改めて表明した。

トルコにはシリアから大量の難民が流入し、国境付近の住民からの反発が懸念されている。

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