ムルシ前大統領派と反対派が衝突、1人死亡 エジプト
カイロ(CNN) エジプト首都カイロ中心部のタハリール広場で22日、軍事クーデターで追放されたムルシ前大統領を支持するグループと反ムルシ派が衝突し、緊急対策当局者によると1人が死亡、26人が負傷した。
目撃者らによれば、米大使館に向かって行進していた前大統領の支持者が、約1キロ離れたタハリール広場に行き先を変更し、そこにいた反対派と衝突した。国営メディアは、大使館前に集まっていた一部の支持者らに治安部隊が催涙ガスを発射して解散させたと伝えた。
目撃者がCNNに語ったところによると、広場付近で1人の男が自動小銃を発砲し、2人以上が倒れる場面もあった。それぞれがどちらの派に属していたかは明らかでない。
同国では今月初めにムルシ前大統領が追放されてから激しいデモが続き、数十人の死者が出ている。