シリア難民がイラクへ大量流入
(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、過去5日間で約3万人が難民となってシリアから隣国イラク北部のクルド人地域に流入したと明らかにした。
クルド自治政府は15日から一時的に橋を開放。それ以来、シリアの内戦や危機的経済状況から逃れようと、大量の難民が流入した。
UNHCRによれば、イラクはこれまでにシリア難民15万5000人を受け入れており、今回の大量流入は過去最大級の規模。UNHCRは支援団体などと協力して、食料や水の配布、テントや仮設トイレの設置といった救援活動に当たっている。
シリアから周辺国に逃れた難民は、先週の時点でレバノンで68万4000人、ヨルダンで51万6000人、トルコで43万4000人、エジプトで10万7000人に上っている。