英女王の白鳥が焼き殺される 警察が捜査
ウィンザー(CNN) エリザベス英女王の暮らすウィンザー城近くで18日、焼けた1羽の白鳥の死骸が発見された。英警察当局が発表した。警察によれば白鳥は先週末に殺され、焼かれたとみられる。
英国では、イングランドとウェールズにいる全ての野生の白鳥は女王の所有物であると定められている。
地元の白鳥保護団体、「スワン・ライフライン」のウェンディ・ハーモンさんはCNNに対し、「起きてはならない蛮行」だとし、「白鳥は人間を信頼して餌をもらえると思って人に近寄ってくる。(今回の出来事は)極めて悪質」と語った。
英国王室のウェブサイトによると、英国では12世紀以降、全ての野生の白鳥は女王または王の所有物であると定められたという。当時はごちそうとして扱われ、宴会などで提供されていた。現在では、女王は一定地域内のテムズ川とその支流に生息する白鳥に対してしか所有権を主張していないという。
毎年、サリー州やバッキンガムシャー州、バークシャー州、オックスフォードシャー州、ミドルセックス州のテムズ川流域では、白鳥の生息数調査が行われている。