米ロ大統領、G20で会談の機会 シリア問題
ワシントン(CNN) オバマ米大統領とロシアのプーチン大統領は、ロシアで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で会談の機会を持つ予定だ。ホワイトハウスが明らかにした。オバマ大統領は3日夜にワシントンを出発した。
米政権高官はこれまで、G20では米ロの首脳会談は行われないと説明していた。
しかし米国務省のケリー長官もシリア情勢に関する3日の米上院公聴会で、オバマ大統領とプーチン大統領がG20で会談の機会を持つと説明。シリアに対するロシアの関与についての質問に対し、「プーチン大統領から直接話を聞く機会は十分にある」「そのことについて話し合われると確信している」と語った。
米ロの間ではシリアの内戦をめぐって対立が続いている。オバマ大統領はシリアのアサド大統領が化学兵器を使ったと断定して議会に軍事介入の承認を要請。一方、シリアの同盟国ロシアは化学兵器が使われたかどうかも疑問だとの見方を示してきた。シリア政府は化学兵器の使用を否定している。