急減する国際養子縁組、規制強化進む

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2004年には国際養子縁組の上位23カ国で4万5299人が養子として引き取られた

2004年には国際養子縁組の上位23カ国で4万5299人が養子として引き取られた

香港(CNN) 米女優アンジェリーナ・ジョリーがカンボジアの子どもを引き取り、歌手マドンナがマラウイから養子を迎えるなど有名人の国際養子縁組が伝えられるなか、世界全体で国境を越えて縁組が成立する件数は減少の一途をたどっている。背景には、養子を送り出す国の規制強化や法改正があるようだ。

第二次世界大戦から1990年代にかけ、国際養子縁組は各地で盛んに行われていた。特に旧ソ連の崩壊や中国の一人っ子政策の影響で、両国から米国などへ引き取られる養子が急増した。

ところがその数は、2004年をピークに減少に転じる。米国務省によると、同国が外国から受け入れた養子は、04年の2万2884人から12年には8668人まで激減した。英ニューカッスル大学の調査によれば、受け入れ人数の上位23カ国の合計は04年が4万5299人だったのに対し、11年は2万3626人とほぼ半減した。

世界各国で受け入れ家庭を必要とする孤児の数や、養子を望む家庭の数が減ったわけではない。それぞれの国に事情がある。

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