エジプト各地で衝突 4人死亡、40人負傷

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ムルシ前大統領のポスターを掲げる支持者=エジプト・カイロ

ムルシ前大統領のポスターを掲げる支持者=エジプト・カイロ

(CNN) ここ数週間比較的平静を保っていたエジプトの首都カイロで4日、ムルシ前大統領の支持者と治安部隊、地元住民の間で衝突が発生し、国営メディアによると、4人が死亡、40人が負傷した。カイロ以外の都市でもムルシ派と反ムルシ派の衝突が発生しているという。

国営メディアによると、カイロ西部ザトゥーンでは3人が死亡し、23人が負傷。カイロ中心部マニアルでは1人が死亡、17人が負傷したという。

衝突は、ムルシ派がカイロ市内で行進をしている最中に起きた。7月にムルシ氏が大統領を解任され、拘束されて以来、ムルシ派はほぼ毎週金曜日にデモを行っている。国営メディアによると、今回ムルシ派は、タハリール広場や大統領宮殿に到達できなかったという。

カイロ市内では同日、反ムルシ派の政治家が刺される事件が起きたが、ムルシ派のデモとの関連は明らかにされていない。

エジプト国営ナイルテレビは、現在拘束されているムスリム同胞団のメンバー170人について、さらなる取り調べのため拘束期間が15日間延長されると報じた。ムスリム同胞団はムルシ前大統領の出身母体のイスラム組織で、拘束された者の中には元知事も含まれている。

7月以降ムルシ派関係者の拘束が続いているが、今後どのような罪状で訴追されるか明らかになっていない。

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