ケニアのモール襲撃事件、米国人含む実行犯4人の身元判明
(CNN) ケニアの首都ナイロビのショッピングモールが襲撃された事件で、ケニア国防省は7日までに、事件の実行犯とされるテロ組織メンバーのうち4人の身元が判明したと発表した。
発表によると、身元が判明したのはソマリア系米国人1人とスーダン人、ケニア人が各1人で、残る1人の国籍は不明。4人ともショッピングモールの建物の一部崩壊に巻き込まれて死亡したとされ、身元確認のため遺体のDNA鑑定を行っている。
この事件では治安部隊が4日間かけて武装集団を制圧した。襲撃にかかわった実行犯の人数は不明だが、ケニア当局は2日目の時点で襲撃犯の人数は10~15人としていた。
一方、犯行声明を出しているアルカイダ系組織「シャバブ」の関係者は、米国人3人、ソマリア人2人のほか、カナダ、フィンランド、ケニア、英国の各1人が襲撃に加わったと話している。
ケニア外務相は米公共放送PBSの番組で、襲撃犯の中にはケニア人、英国人、米国人がいたと述べ、「米国人は18~19歳の若者だった」と話していた。この若者はソマリア出身で、米ミネソタ州などに住んでいたという。
ケニア大統領は事件発生から4日目に、治安部隊がテロリスト5人を殺害し、事件に関与した疑いで11人を拘束したと発表していた。