アルゼンチン大統領、脳内出血で1カ月休養へ
(CNN) アルゼンチンのフェルナンデス大統領(60)が5日、ブエノスアイレスの病院で硬膜下血腫と診断され、1カ月間の休養を言い渡された。
フェルナンデス大統領の報道官は同日、大統領が一切の活動を休止すると発表した。今月27日の議会選を前に、選挙戦の支援活動からも退くことになる。同国の憲法は大統領不在の場合に副大統領が任務を代行すると定めているが、今回これが適用されるかどうかは明らかでない。
硬膜下血腫は高齢者が頭部に外傷を負った後などに、脳の表面に血液がたまって起きる。フェルナンデス大統領は今年8月に頭を打つけがをした。直後の検査では異常なしとの結果が出ていた。
大統領は昨年1月に甲状腺がんと診断されて切除手術を受けたが、直後にがんでなかったことが判明し、診断は取り消された。