天安門の車炎上、ウイグル出身者関与か 当局は情報統制
北京(CNN) 中国・北京の天安門前で小型四輪駆動車が歩道に突っ込み炎上したとの報道に対し、中国当局が厳しい情報統制を図っている。警察は新疆ウイグル自治区出身者の関与を疑っているとの情報もある。
一部の中国メディアは車両突入、炎上のニュースを報じたものの、国営新華社通信による最低限の状況説明を伝えるにとどまっている。国営中国中央テレビ(CCTV)は映像を流さず、発生直後に中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で流れた現場の動画はほぼ削除された。天安門とテロ、自動車事故のキーワードを組み合わせた検索もブロックされている。CNNが報じたニュースも、中国国内では視聴できない状態だ。
ただ国営英字紙の環球時報は、警察が問題の車両と関連して新疆ウイグル自治区出身者2人の行方を追っていると伝えた。車両には新疆のナンバープレートが付いていたという。