トロント市長、コカイン使用を認める 辞任は否定
携帯電話で撮影された約90秒間の映像で、コカインのパイプを吸う酩酊状態の市長が映っているとされる。
トロント警察は先週、麻薬捜査で押収したコンピューターの記憶装置から、フォード市長とみられる人物がコカインを吸っている映像のデータを復旧したと発表した。コカイン使用を認めようとしない市長への風当たりはさらに強まっていた。
市長は5日の会見で、問題の映像を見せてほしいとの意向を示し、「市民にも見てもらいたい。自分がどんな状態だったのか、この目で確かめたい」と話した。
警察は先週、市長の友人でもある運転手を脅迫容疑で逮捕した。運転手は、映像記録を取り返すために相手を脅した疑い。押収された映像は、証拠として法廷で公開される見通しだ。