アラファト氏毒殺説裏付けか 遺体からポロニウム検出
この結果について英国の専門家は、「アラファト氏が死去した当時、体内に一定量のポロニウム210があり、健康状態が相当悪化していたことをうかがわせる」と指摘した。
アラファト氏の死を巡り、イスラエルによる毒殺説を主張してきたパレスチナ自治政府の幹部は今回の結果を受けて、「すべてがイスラエルの仕業であることを指し示している。同国にはこのような毒殺の実績がある」と主張、国際的な犯罪捜査を求めると表明した。
これに対してイスラエルの外務省報道官は6日、「我々は無関係だ」「イスラエルの関与を裏付けるものは何もない」と反論している。