子どもの結婚相手は公園で見つける――上海の婚活マーケット
人民公園に婚活マーケットが出現したのは2004年ごろだとされるが、縁結びは簡単ではない。求婚者は女性が圧倒的に多く、その数は男性の3倍近くに上る。
リー氏のサイトでも、男性の登録が無料となっている一方で、女性には500米ドル相当(約5万円)の手数料が課されている。年齢制限も女性のほうが厳しい。1970年以降に生まれた男性は登録可能だが、女性は33歳以下でなければならない。
これには「上質な男性」の数が不足しているという事情があるという
紹介業を営んでいるファン・ドンファン氏のブースでも似たような状況で、女性のほうが数が多い。毎年20件から30件の結婚を斡旋していると豪語するドンファン氏は、「上海には『剰女』(売れ残り女性)が多すぎる。彼女たちは求める水準が高すぎる」と言う。
「剰女」は流行語であり、高等教育を受けて都市部に住む27歳以上の未婚女性を指している。