エジプト暫定政権、ムスリム同胞団をテロ組織に指定
(CNN) エジプト暫定政権は25日、ムルシ前大統領の支持母体であるイスラム組織「ムスリム同胞団」をテロ組織に指定した。
同国北部マンスーラでは23日、治安当局の入る庁舎が爆破される事件が発生。この事件についてイーサ副首相はムスリム同胞団の犯行だと非難。「エジプト全体がこの醜い犯罪に恐怖を抱いた」と述べた。
だが爆破事件については、シナイ半島で活動する「エルサレムのアンサール団」が犯行声明を出している。
またエジプト国営EGYニュースは、治安当局がヒシャム・カンディール前首相を拘束したと伝えた。前首相はムルシ政権下で、民間企業の国有化を命じた裁判所の決定に従わなかったとして禁錮1年の判決を受けていた。
エジプトでは、宗教政党の禁止や軍の権限強化を盛り込んだ新憲法案の是非を問う国民投票が1月14~15日に予定されている。