沿岸の高速道路が崩落、負傷者なし メキシコ北部
(CNN) メキシコ北部バハ・カリフォルニア州で有料高速道路が崩落したことが30日までに分かった。メキシコの市民保護当局が明らかにした。負傷者などは出ていない。この高速道路は、観光客がエンセナダとティフアナの間を行き来するのに利用していた。
地滑りにより道路が陥没して複数の穴が開き、そのうちの1つは深さ約12メートル、長さ約60メートルに達した。地滑りの原因は定かではない。
当局によると、道路の修復には1年ほどかかる見込みで、仮設道路の建設も検討されているという。当面は近くの無料道路が迂回(うかい)路として利用される。
今月19日にエンセナダの南東約100キロを中心とするマグニチュード(M)4.6の地震が発生したが、米地質調査所(USGS)はこの地震と地滑りとの関連性は薄いとしている。
バハ・カリフォルニア州市民保護サービスによると、崩落した高速道路は断層のあるエリアの外にあるという。